ブース訪問レポート:DAS42編(データ分析コンサルティング) – Looker:JOIN 2019 at San Francisco #looker #JOINdata
現地時間2019年11月05日〜07日の期間、米国サンフランシスコで開催されているLookerの年次カンファレンスイベント『JOIN 2019』。今年2019年のイベントは、弊社から3名のメンバーが現地参戦しました。
参加レポート各種については下記シリーズをご参照ください。
今回、『JOIN 2019』の展示ブース場に出展されていたスポンサー企業の中から、気になったプロダクトについて幾つか突撃し、簡単なインタビューを行っていました。当エントリではその中から『DAS42』社に関する内容をレポートします。
目次
インタビュー概要
今回実施したインタビューについては、以下の様なポイントを5〜10分程度のインタビューでヒアリングしています。
- 企業概要、インタビュアーの簡単な自己紹介
- サービスやツールの説明、強みやアピールポイントなど
- Lookerとの関係性
- サービスやツールに関するユースケース
- 日本へのメッセージなどあれば
また、今回のインタビュー記事化にあたっては、Looker社のナロン氏、小野氏両名にご協力頂きました。(特にナロン氏には非常に円滑且つ的確な進行をサポート頂きました。ありがとうございます!!)
DAS42社について
DAS42社はクラウドベースのデータ分析コンサルティングと専門サービスを提供する企業。Fortune 500企業がすべてのデータにアクセスして理解し、実用的な洞察を得るまでの時間を短縮し、組織がより良い意思決定をより迅速に行えるよう支援しています。
インタビュー本編
インタビューに対応頂いたのはDAS42社のNick Amabile氏(CEO)。
DAS42社は、データエンジニアリング、ウェアハウス構築、ETL、BIなどデータの利活用に必要な範囲・分野全てを手がける企業であり、顧客にはUber、Amazon、Snapchat、Dropbox、Disneyなどがいます。従業員は35名。
NickはEtsyとJet.comでLookerのカスタマーとしてLookerを利用。他のツールの検証も行っていましたが、Lookerのガバナンスレイヤー、GitHubとの統合、モダンなワークフローといった部分が他との差別化を図れているとして評価し、最終的なDAS42社でのLooker選定&導入に繋がったとのことです。
企業として差別化を図っている部分はどこか?という問いには『フルスタックであること』を挙げました。『DWH開発だけ、分析だけ、ではなく、何もない環境から、データの利活用がうまく回るところまで全部行えるところが強みです』とコメント。
DAS42社で扱っている、DBやETLツールなどの各分野で提携する企業は少数に絞っているとのこと。Snowflake、Fivetran、Lookerを主に推奨、BIはLookerのみ、というラインナップです。
また、導入支援に関して難しく感じているところとして『データマイグレーション』に関する部分を挙げ、『オンプレからクラウドへの移行は、リフトアンドシフトでは完成しない。今までのような情シス部門による中央管理・集権型ではなく、セルフサービスでマーケチームが分析できるようになる等、これまでとは違った考え方が求められるので、新しいデータのカタチを提供するためのアーキテクチャや戦略をクライアントとともに編み出す。啓蒙活動から始めないといけないこともあるし、他のツールを使って痛い思いをしないとLookerを使った新しい手法のメッセージが伝わらないこともある。』と、詳細について解説してくれました。
Nick氏は日本には何度か旅行で行ったことあり。両親が以前相模原に住んでいたそうです。『良い日本進出の機会があればもちろんDAS42を日本にも広げたい。』とコメントし、インタビューを締め括りました。
まとめ
以上、Looker:JOIN 2019ブース訪問インタビュー(DAS42社)の突撃レポートでした。
企業理念、方針としては弊社アンド弊部も目指すところが近いなーと思った一方で、『難しく感じている部分』については同意する部分もあり、この辺りは世界中どこも変わらないのだな...と思いました。また、ツールやサービスも絞り込んでいる、というところにも共感。弊社及び弊部も、これからのデータ分析に於いてより良いツールやサービスの情報を見極め、ブログで紹介し、お客様の価値に貢献出来るよう、働き掛けていきたいと思います。